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《EST》練習ノート

団員が練習用に作成した資料の一部を公開します。

 

 


Jaakobin Pojat(ヤコブの息子たち)
Pekka Kostiainen曲
「創世記」より
あるところにヤコブという男の人がいました。
ヤコブは、叔父ラバンのもとで働いていたが、ある日ラバンはヤコブに言った。
ラバン 「あなたは私の甥ですが、ただで私のために働く事もないでしょう。どんな報酬を望みますか?」
ラバンには2人の娘がいた。姉の名はレア、妹の名はラケルと言った。
レアは目が弱かったが、ラケルは美しくて愛らしかった。
ヤコブはラケルを愛したので、
ヤコブ 「私は、あなたの妹娘ラケルのために7年あなたの為に仕えましょう。」
ラバン 「彼女を他人にやるよりもあなたにやる方がよい。私と一緒にいなさい。」
こうしてヤコブは7年間ラケルの為に働いたが、彼女を愛したのでほんの数日のように思われた。
ヤコブはラバンに言った。
ヤコブ 「期日が満ちたので、私の妻を与えて妻の所に入らせてください。」
そこでラバンはその所の人々をみな集め、ふるまいを設けた。
夕暮れとなった時、娘レアをヤコブのもとに連れてきたのでヤコブは気付かず彼女の所に入った。
朝になって気付き、ラバンに言った。
ヤコブ 「あなたはどうしてこんな事をされたのですか?私はラケルの為に働いたのではありませんか。
どうしてあなたは私を欺いたのですか?」
ラバン 「妹を姉より先に嫁がせる事は我々の国ではしません。まずこのレアの為に1週間を過ごしなさい。
そうすればラケルもあなたにあげよう。そのため更にあなたは7年私に仕えなければならない。」
ヤコブはその通り1週間過ごしたので、ラバンは娘ラケルをも妻として彼に与えた。
ヤコブはラケルの所に入った。彼はレアよりもラケルを愛して更に7年間ラバンのもとで仕えた。
主はレアが嫌われるのを見て、その胎を開かれたが、ラケルはみごもらなかった。
レアはみごもって子を産み、名をルベンと名づけて言った。
レア 「主が私の悩みを顧みられたから、今は夫も私を愛するだろう。」
彼女はまたみごもって子を産み、
レア 「主は私が嫌われるのをお聞きになって、私にこの子をも賜った。」

と言い、名をシメオンと名づけた。彼女はまたみごもって子を産み、
レア 「私はヤコブに3人の子を産んだから、今度こそは夫も私に親しむだろう。」
と言い、名をレビと名づけた。彼女はまたみごもって子を産み、
レア 「私は今、主をほめたたえる。」
と言い、名をユダと名づけた。彼女が子を産む事はそこで止んだ。
ラケルは自分がヤコブに子を産まないのを知った時、姉をねたんだ。
ラケル 「私に子どもをください。さもないとわたしは死にます。」
ヤコブ 「あなたの胎に子どもを宿らせないのは神です。私が神に代わる事が出来ようか。」
ラケル 「私の仕えめビルハにお入りなさい。彼女が子を産んで私のひざに置きます。
そうすれば私もまた彼女によって子を持つでしょう。」
ラケルは仕えめビルハを彼に与え、妻とさせたのでヤコブは彼女の所に入った。
ビルハはみごもって子を産んだ。
ラケル 「神は私の訴えに答え、私の声を聞いて私に子を賜った。」
と言い、名をダンと名づけた。ラケルの仕えめビルハはまたみごもって、第二の子を産んだ。
ラケル 「私は激しい争いで姉に勝った。」
と言い、名をナフタリと名づけた。
レアは、自分が子を産まなくなった為、自分の仕えめジルバをヤコブの妻として与えた。
レアの仕えめジルバはヤコブに子を産んだ。その子の名をガドと名づけた。
レアの仕えめジルバはヤコブに第二の子を産んだ。
レア 「私は幸せです。娘たちは私を幸せな者と言うでしょう。」
と言い、名をアセルと名づけた。
さて、ルベンは麦刈りの日に野に出て、恋なすびを見つけ、レアに持っていった。
ラケル 「あなたの子、ルベンの持ってきた恋なすびをどうか私に下さい。」
レア 「あなたが私の夫を取ったのは小さな事でしょうか?その上、
私の子、ルベンの取ってきた恋なすびまで横取りしようとするのですか?」
ラケル 「では、あなたの子の恋なすびと引き換えに、今夜ヤコブをあなたと共に寝させましょう。」
夕方になってヤコブが野から帰ってきたので、レアは彼を出迎えた。
ラケル 「私の子、ルベンの取ってきた恋なすびで、私はあなたを雇ったのですから、
あなたは私の所に入らなくてはなりません。」
ヤコブはその夜レアと共に寝た。神はレアの願いを聞かれたので、彼女はみごもって五番目の子を産んだ。
レア 「私が仕えめを夫に与えたから、神が私にその値を賜ったのです。」
と言い、名をイッサカルと名づけた。レアはまたみごもって、
レア 「神は私によい賜物を賜った。私は六人の子を産んだから今こそ彼は私と一緒に住むでしょう。」
と言い、名をセブルンと名づけた。その後、彼女は1人の娘を産んで、名をデナと名づけた。
次に神はラケルを心にとめられ、彼女の願いを聞き、その胎を開かれたので、彼女はみごもって男の子を産み、
ラケル 「神は私の恥をすすいでくださった。」
と言い、名をヨセフと名づけ、
ラケル 「主が私になお1人の子を加えられるように」
と言ったので、神は彼女の願いを聞きいれた為、彼女は子を産み、名をベンヤミンと名づけた。

結局、ヤコブが本当に愛したラケルには2人の子しか産まれませんでした。
なので、コスティヤイネンはこの曲を書いた時、一番末っ子のベンヤミンに美しいフレーズをつけ、ソプラノソロに表現させたのでしょうね。
この曲では、子供たちがどんどん生まれてくる様をおもしろく表現されています。